無いものちょっとリストアップしますね。
シクロ。おみやげ屋。古い町並もどき。騒音。排ガス。人だまし。トイレ。

ベ トナムの真ん中あたりで頑張っていたチャンパ王国、海洋民族。海洋国家です。
その痕跡がこのチャム島にもあります。
遠いとおいイスラム世界の陶器やガラス、チャイナの青磁なんかがここで出土しています。
貿易拠点だったんですね。きっと。
資料館もありました。閉まってたけど。
実は、トイレを当てにしてここに来たんですけど。なんでぇ〜。

4時出発予定だったのが、例の視察団の帰還が遅くなる。
予定より2時間近く遅れて、やっと出航。彼らのチャーター船だ。
のんびり待とう。しっかり、チャム時間に染まっていたのだけど、

そのうち空がおかしくなってきた。雲行きが怪しい。
海上に黒い雲があり、ところどころその雲がまっすぐ海に向かって落ちている。
その下はきっとスコールだ。
そういえば、立派な積乱雲が空に上っていた。

ちょうどホイアン方向が暗い。それでも、船はホイアンへ向かって進む。
雨がきつくなり、雷鳴がとどろいてくる。
船にもカミナリ落ちたっけ?
確か、走ってる車には落ちないって言われてるよね。船でも同じだよね?


雨の中、やっと河口に戻ってくる。暗くなってきたのに前照灯がつかない。
そういえば、さっき、船長がバタバタしていたな。
挙げ句の果てに足でパネルめいたものを蹴ッ飛ばしてた。
蹴ッ飛ばすのが、修理の最終手段はいずこも同じ。でも大体は直らない、のも同じ。
しかたないから、舳先に人を立てて、ゆっくり進む。
小舟や定置網が、右や左に突然現れてくる。
水面から突き出た長い棒きれに人がつかまっている。
そんなカッコで漁してるの? オイオイ。
闇がどんどんやってくる。
かすかな沿岸沿いの光 りと漁り火が目安のようだけどそれももう限界。
遠くにホイアンの光りがやっと見える頃、船長が、おもむろに携帯電話を取りだす。
ケイタイデンワ!? 持ってるの、そんなもの?



どうやら船長が、知り合いの小舟を呼んだらしい。
その小舟に乗り移る。すっかりびしょぬびしょ。
ちょうどスコールまっさかり。
ボートピープ ルってありました。
瞬間ボートピープルですよ。 まあ、そんな感じです。きっと。
あんな悪口行ったホイアンの街の灯がやけに懐かしい。
やっと雨も下火になったホイアンに戻ると、昨日行ったカオ・ラウが上手い店を思い出した。
びしょぬれのまま、お店に入って席に座るとおしりあたりが、グチョグチョで気持ち悪い。
こりゃ、乾くまでせき立てない。しっかりビール飲まなきゃ。
チャム彫刻博物館 ダナン、へ続く
