

ロッジは深い谷の底にある。
V字渓谷の両岸が迫って来ているが、青い空が見える。今日も晴れだ。
そのロッジを7時半に出発した。
深い樹林帯を気持ちよく下る。
振り返るとV字谷の奥に白い主稜線が見える。
アップダウンを繰り返して、シヌワ9時半着。
このあたりから一気に下って行く。
TILCHEまで来ると人家が現れてきた。小さいながら村がある。
まだ、標高は2千メートル以上あるが、村人の生活圏まで下ってきた。


今日は土曜日で学校はお休み。
家の前で子供達が集まってクルミを割っていた。
通りがかりの挨拶をすると、食べてみろといくつか差し出してきた。

ネパールでは、学校ばかりでなく休日は日曜日でなくて土曜日だ。銀行も会社も土曜日が休日で日曜日は営業している。
なぜ?
国教ヒンズー教の影響でもなさそうだ。
そう言えば、時差も少しおかしい。
時差は普通は1時間かせいぜい30分単位。
それが、ここでは日本から3時間15分。
なんだその15分は。
どうして、そんな半端な時差なんだ。
となりのインドやブータンとの位置関係からいっても不自然な時差だ。
無理がある。
ガイドのTさんに尋ねてもさすがにその理由を知らない。
日本に帰国後もどうにもすっきりしなくて、いろいろ調べてみた。
これはとなりの大国インドとの差別化があるようだ。
文化的にも経済的にもインドの影響を強く受けながらも、呑み込まれてしまうことに強く抵抗している。
小国ネパールの自己主張がその理由のようだ。
参考:アジア読本「ネパール」
トレッキングの道、村の道 へ
