ポカラからカトマンズへ移動する。航空機でいけば1時間足らずだが、来た時と同じようにツーリストバスで戻ることにした。
せっかくだから、旅は出来るだけ地面をたどって行きたい。
7時間も旅を余分に楽しめる。
朝、7時に郊外のバスターミナルへ到着した。
ここのターミナルからは、長距離バスがあちこちへ出ている。
すでに欧米系のツーリストが溜まっていた。
若いバックパッカー風から重いザックを背負った老カップルまで彼らの年齢層は幅広い。
もうすっかり絶滅しているはずのピッピー風なのまでいる。
ヒッピー気取りが流行ったのはもう随分前だ。
彼らは今でも思慮深げに深遠の彼方をボーっと眺めている。
あまりボーとしているものだから、ついあくびが出たりしている。
そんなツーリスト達に民芸小物をいっぱい抱えて物売りが押しかけ、
バスの呼び込み屋が行き先を大声で叫んで呼び込みをしている。
ともかく、にぎやかだ。さあ、出発の日だ! そんなバスターミナルの喧噪はいい。
座席は満席だ。欧米系が半数以上で、中国、韓国のアジア系。
日本人は我々の2名だけ。本当に日本人が少ない。
ローカルが意外に多い。
彼らは、自分の体重と同じぐらいの荷物をバスのトランクルームへ運び込んでいる。
こういうバスには泥棒もいるようだ。
手口はこうだ。
まず大きな荷物バッグの中に入ったままバスのトランクに入り込む。
走っている間にバッグから抜け出して、人の荷物の中から貴重品を盗む。
入っていた荷物バッグに戻って到着を待つ。
もちろんそのバッグを持ち込む共犯者がいる訳だが、そこまでやるか! ご立派。
途中のホテルで昼食タイムとなる。ビュッフェスタイルなのだが、欧米系ってのは、よく食べる。
お皿をてんこ盛りにして何杯も食べる。
それで体力維持して、のっしのっしと歩き廻る。
そんなのを見ていると格闘技界で日本人がなかなか勝てないのも納得出来る。
「柔よく剛を制す」なんてあくまで願望だよね。
うらやましい。
途中、村々をバスが通過すると子供達が車を止めて、ティハールの歌を歌ったり踊ったりして祝儀を要求しいた。
なかには、後ろで大人がデスクを設けて、領収書らしきものまで発行している。
バスもトラックも順番に止めている。
ポカラ〜カトマンズ間は幹線だからしっかりとお金を貰えるんだろうが、やりすぎだよね。それは。
予定通り午後2時少し過ぎ、カトマンズ着。
携帯のバイブのように揺れっぱなしだし、座席のリクライニングは壊れたままだが、
それでも7時間余りの楽しい移動だった。
盆と正月が一緒に来たカトマンズ、へ
