この砂漠の真ん中でもドライバーの携帯が鳴った。

「今仕事中なんだ。これからシェガガ砂漠までドライブさ。
そう客のせてるよ。日本人だよ。
ともかく今日は家に帰れないんだ。
借金の催促だったら、明日、帰ってからしてくれよ。」的な日常会話の様。
さすがに、もう少しで圏外になってしまうようだったが、
それでもこの砂漠地帯も彼らの生活圏なんだ。
GPSでなくても、海外ローミングさえ申し込んでいおけば、
この砂漠の真ん中から自分のドコモからでも日本に電話出来るわけだ。

そういえば、ザゴラの町で昨日プラスチックマネーをヒラヒラさせて、
自分の口座からモロッコの通貨ディルハムでキャッシングした。
世界は思っているより、デジタル化、IT化されている。
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