ドングリ王国 ペっぽこ2人旅

ドングリ王子とぺっぽこ姫の 彼方此方すったもんだの揚げ句の気侭自由旅

タルーダント 不思議なフレンドリーな町 

タルーダントは大西洋から80キロほど内陸に入ったアトラス山脈の麓の町で、水豊かで緑も多い。
今は、人口2,3万程度の小さな静かな町だが、
16世紀に興ってスーダン、マリまで勢力を広げたサアード王朝の最初の都となった町だ。
町を囲む様に城壁が残っている。

大した観光スポットもなく、大西洋岸から内陸の砂漠へと行く西洋人ツーリストが通過していくだけの静かな町になっている。
M206.jpg M216.jpg

我々は、どこかモロッコの田舎の町を訪れようとこの町をなんとなく選んだ。
これは、大正解だった。
M208.jpg M209.jpg

この町では、なぜか人が必要以上に優しく親切だった。
町を歩いていると理由もなく挨拶してくる。

これまでの町では何か魂胆があった。がらくたを売りつけたり、ガイドの押し売りだったりとか。
それが、この町では挨拶そのものが目的のようだった。
「タルーダントへようこそ」
そして二言目には「タルーダントが気に入ったかい?」

なにか町おこしの一環の「旅人に親切にしよう強化月間」はたまた「1日1回ツーリストに挨拶しよう運動」か?
みんな気持ち悪いくらいに笑顔が素敵でもあった。
初めは、ひょっとして街中みんなで我々を騙しているのかと身構えていたが、
いつの間にかすっかりなじんで5泊もすることになった。

大した観光スポットこそないものの、落ち着いていて、人の生活感がプンプン匂ってきた町でもあった。
M210.jpg M218.jpg

町には多くのモスクがあり、日に5回あちこちのモスクからアッラーへの礼拝を促す大音響の放送が流れてきた。
M217.jpg M219.jpg

アッラーアクバル・・・(アッラーは偉大なり、アッラー以外に神は無し・・)

多くのモスクから、その時間になると同時に大音響のスピーカーで放送する。
まるで、大晦日に町のあちこちからの寺から除夜の鐘が聞こえてくるようなものだ。

タルーダントの街角、へ

コメント

>MITSUさん

確かにモロッコは多くの文明の影響にさらされてきたようです。
もともと先住民ベルベルの土地だったところへ、フェニキア、ローマ、ユダヤ、アラブ、そしてポルトガル、スペイン文化など。数えたらきりがありません。
もちろん文化だけでなく、民族自体が流入してきている。
その結果の過程でいまのモロッコがある。

セウタだけを取っても、もともとは、ポルトガルが攻め入って獲得した土地。
それが、スペインがポルトガルを併合したことによってスペイン領になって、今日に至ってる。
そのスペイン国王・フィリップ2世は、オーストリアのハプスブルグ家の出自だから、なおややこしい話になってくる。
今の世界を歩くと、そんな歴史がドンドンと皮膚に入ってくる。
それが、なんとも面白いです。

  • 2007/12/28(金) 00:57:27 |
  • URL |
  • おうじ #-
  • [ 編集 ]

飛び地

グーグル検索で、世界飛び地研究会なるものを見つけ
見ていたら、モロッコには、スペインの飛び地がいっぱい。
メリリャ、セウタ、そしてもう無くなったけどイフニ。
歴史を感じますね。

  • 2007/12/27(木) 00:24:27 |
  • URL |
  • MITSU #-
  • [ 編集 ]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://heppokotabi.blog56.fc2.com/tb.php/309-862a8eeb
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)